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2006年09月22日

◆秋分の日と秋の彼岸の中日(一)

◆秋分の日と秋の彼岸の中日(一)


◆秋分の日と秋の彼岸の中日(一)

◆◇◆秋分の日とお彼岸、「暑さ寒さも彼岸まで」

 秋分の日(Autumnal Equinox Day) は、春分の日(三月二十一日頃)と同じく、太陽が真東から出て真西に没する日である(※注1)。 このため、昼と夜の時間が等しくなる(太陽が赤道上にあり、昼夜の長さが等しくなる)。これより徐々に昼が短く、夜が長くなっていきます(九月は長月=ながつき=夜長月といい、夜が長くなる月なのでそう呼ばれる)。

 秋分の日は大体九月二十三日頃にあたり(今年は、九月二十三日)で、また秋の彼岸の中日(※注2)でもあり、国民の休日(※注3)にもなっている。近年は温暖化の影響でまだ暑さの残る気候だが、かつては暑くもなく寒くもないさわやかな時節とされ、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように暑さも峠を越し、過ごし易い気候になる。また、収穫と秋祭りの時期でもある。

※参考Hints&Notes(注釈)☆彡:*::*~☆~*:.,。・°・:*:★,。・°☆・。・゜★・。・。☆.・:*:★,。・°☆

(※注1)秋分とは、天文学的には、太陽の黄経が180度になった瞬間をいう。つまり、黄道(太陽の通り道)が天の赤道(地球の赤道を天球上までのばしたもの)を横切る交点に太陽がきた瞬間のことである。秋分の瞬間を含む日を秋分の日という。

 秋分は黄道上の太陽の位置によって定まる二十四節気の一つで、旧暦八月酉の月の中気である。秋分の日には、全国で収穫と秋祭りは行われる。また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言うように暑さも峠を越して温和な気候になる。

(※注2)彼岸は、春分の日(三月二十一日頃)と秋分の日(九月二十三日頃)をはさんだ前後の三日間ずつ、計七日間のことで、それぞれ春彼岸、秋彼岸といい、彼岸の最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」、春分・秋分の日を「彼岸の中日」といいう。

 彼岸には、お墓参りをする習慣があり、祖先の霊を家に迎える盆とは違って、祖先に会いにゆく行事としての色彩が濃いようだ。しかし、仏教に由来する行事と考えられている彼岸は、日本にしかない行事で、豊作に欠かすことのできない太陽を祀り、祖霊の加護を祈る古くからの儀礼と結びついたものといわれている。

(※注3)春分の日および秋分の日は国民の祝日であり、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)によると、「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、「秋分の日」は「先祖をうやまい、亡き人をしのぶ」とあり、それぞれの年の春分日および秋分日にすると定められている。

 春分日・秋分日は毎年変わるので、前年の二月一日付けの官報で日本国政府から発表されることになっている。したがって、再来年の春分の日および秋分の日は来年の二月一日にならないと正式には分からないことになる。


スサノヲ(スサノオ)


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Posted by スサノヲ(スサノオ)  at 00:00 │Comments(0)スサノヲ(スサノオ)の日本学

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